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ECサイト運営の志望動機はこう書く|ECサイト運営にふさわしい性格とは
ECサイト運営の求人への転職、就職活動での志望動機、どう書けばよいのかわからず悩んでしまいがちですよね。
志望動機は「業界」「職種」「会社」の3つの観点で書きましょう。
このページでは3つの観点と志望動機の例文について紹介し、ECサイト運営という職種において必要とされるスキルや性格について解説します。
志望動機は3つの観点で考える
志望動機は以下の3つの観点で考えましょう。
- 業界
- 職種
- 会社
履歴書などで志望動機を書くとき、欄が一つしか無い場合が多いですよね。そのため業界のみにフォーカスした志望動機になったり、会社のスペックだけ挙げたような志望動機になってしまいがち。3つの観点から志望動機を考えるとスキのない志望動機となります。
<業界>
業界の志望動機では「なぜその業界で働きたいのか」について述べましょう。たとえば靴の販売ECサイト運営の志望動機なら、以下の通り。昔から靴が大好きで、学生の頃からバイト代のほとんどを靴に当てていました。特に革素材の靴が大好きで、職人さんのところでしばらく働かせて頂いていたほどです。就職するなら靴に関連した仕事がしたいと決めていました。
自分の過去に絡めたストーリーで語ると説得力が大幅にアップします。
<職種>
職種への志望動機を考える際には次の2つを意識しましょう。
- 実務に対してあなたが現在持っているスキル
- なたの性格が志望する職種にふさわしいと考えていること、またその理由
つまりあなたの「現在」のスキルセットやマインドセットにフォーカスするのです。
ちなみにECサイト運営にはかなり幅広いスキルが要求されます。細かい事務作業を除いても以下の通り。
- 発送関連の最適化
- サイトのUI,UX設計
- SEOによる集客
- SNSによる集客
- 広告運用
- PR
- メルマガマーケティング
関連記事:ECサイト運営の仕事内容とは(現在メンテナンス中)
スキルセットとしては、これらの中でいずれかの経験が無いと厳しいものがあるといえます。
- 広告代理店で勤めていた
- Webマーケティング会社に勤めていた
- Webサイトの運営経験がある
- 数多くのフォロワーを抱えていて企業案件をやったことがある
- インフルエンサーをアサインする側だった
などの経験があれば積極的にアピールしていきましょう。
たとえば靴の販売ECサイト運営の志望動機なら、以下の通りです。
私は前職ではスポーツインストラクターをしている傍らで、靴に関するWebサイトを3年間運営してました。SEOについてトライ・アンド・エラーを重ねて上位表示しているページも多く作れるようになり、広告収入としても毎月安定して生活費を稼げている状況です。またYouTubeチャンネルも開設しました。ブログよりは苦戦しましたが、広告運用について研究したこともありチャンネル開設半年で登録者数10,000人を突破しました。御社においても私が培ったSEOスキルや、広告運用の経験を活かしたいと考えています。
<会社>
会社への志望動機は、いわゆる「なんでウチじゃなきゃだめなの」に対する返答となります。ここでは事前に行っているであろう企業研究が活きます。
- 会社の理念
- 所在地
- 社員の働き方
ECサイトであれば
- ブランドへの愛
- 商品の品ぞろえ
- 具体的な業務内容のマッチング
について触れるのもOKです。
なたがその会社に入ることで描ける未来について話をしましょう。
たとえば靴の販売ECサイト運営の志望動機なら、以下の通りです(空想の会社となり、現実には存在しません)。
数多く所有している革靴の中でも、御社のブランドである〇〇が大好きで、ぜひ〇〇の販売に貢献したいと考えています。また御社の「いいものはライバル社の商品であっても取り扱う」という考え方にとても共感しました。自信を持ってお客様に販売できると感じています。さらに私は靴の展示会にもよく行くので、御社の有給取得率がかなり高い点も魅力を感じる理由の一つです。ちなみに展示会に行った際には、レポートを御社のオウンドメディアに投稿することも可能です。
ここで重要なことは、自分のメリットだけでなく相手のメリットをセットで語ることです。
たとえば会社が近いから行きたい、という場合「御社は私の家から歩いて5分なので志望しました」ではあまり印象がよくありませんよね。
そんな時は「御社の立地が私の家から近いのも理由の一つです。通勤の時間や体力を新たなスキル習得に当てたいと考えています」ということで、前向きさをアピールできます。
<ECサイト運営の志望動機例文>
上記を踏まえたECサイト運営の志望動機例を紹介します。
昔から靴が大好きで、学生の頃からバイト代のほとんどを靴に当てていました。特に革素材の靴が大好きで、職人さんのところでしばらく働かせて頂いていたほどです。就職するなら靴に関連した仕事がしたいと決めていました。
私は現在友人が運営するスポーツジムにてスポーツインストラクターをしている傍ら、靴に関するWebサイトを3年間運営してます。検索流入を増やすためにSEOについてトライ・アンド・エラーを重ねて、上位表示しているページも多く作れるようになりました。物販と広告収入合わせて毎月安定して生活費を稼げている状況です。またYouTubeチャンネルも開設しました。ブログよりは苦戦しましたが、広告運用について研究したこともありチャンネル開設半年で登録者数10,000人を突破しました。御社においても私が培ったSEOスキルや、広告運用の経験が活かしたいと考えています。
御社を希望する理由としては、私が数多く所有している革靴の中でも御社のブランドである〇〇が大好きだからです。ぜひ〇〇の販売に貢献したいと考えています。また御社ECサイトの「いいものはライバル社の商品であっても取り扱う」という考え方にとても共感しました。直接営業するわけではありませんが、自信を持ってお客様に販売できると感じています。さらに私は靴の展示会にもよく行くので、御社の有給取得率がかなり高い点も魅力を感じた理由の一つです。ちなみに展示会に行った際には、レポートを御社のオウンドメディアに投稿することも可能です。
なおすべてを志望動機欄に詰め込む必要はありませんし、面接においても一気に話す必要はありません。長くなってしまいますし。
ただこれらの志望動機、もっと言えば「どうしてこの会社でこの業務をしたいのか」についてしっかり考えて、自分の中に自然なストーリーとして落とし込んでから面接に望むことが最重要事項となります。面接官にツッコまれて詰まってしまうのは、自分の中に「その会社を受けて当然とも言えるストーリー」を落とし込めていないからです。
業種、職種、会社について考えることで、あなたの過去、現在、未来について思考を棚卸ししましょう。
<ECサイト運営にふさわしい性格とは>
ECサイト運営にふさわしい性格は次の3つです。
1.常に数字と向き合える素養
2.スキルの幅を増やしていけるだけの柔軟性
3.粘り強く売上を取っていけるバイタリティ
1.常に数字と向き合える素養
常に数字と向き合える素養は必須条件と言えます。
ECサイト運営は数字との勝負。
売上
PV数
UU数
CVR
平均客単価
などが目標とする数字の代表的なものです。
他にもGoogle AnalyticsやSearch Consoleをチェックしてサイト訪問者がどこから流入して、どのような経路をたどって購入までたどり着いているのか、たどり着かない人はどこで離脱しているのかなどもリサーチして対策していかねばなりません。サイトの具体的な分析方法についてはEC売上アップ戦略の作り方 - No.1を参照ください。
2.スキルの幅を増やしていけるだけの柔軟性
スキルの幅を増やしていけるだけの柔軟性も重要です。
上記の通りECサイト運営には幅広いスキルが必要とされます。
そのすべてをマスターしてその時々によって出し分けていけるのが理想なのですが、そこまでオンラインに精通している人ばかりではありません。しかし大事なことは何かしらの核となるスキルがあって、そのスキルをベースにスキルを拡大できる気概がある事。「私はSEOができるから広告はいいや」「インフルエンサーマーケティングやってたし、UXはわからないままでいいや」というのはよくありません。
3.粘り強く売上を取っていけるバイタリティ
粘り強く売上を取っていけるバイタリティが最後に効いてきます。どれだけ面白い企画がバズったり、サイトを知名度のあるメディアに紹介されても、結局売上が目標に達成しなければ月末には頭を悩ませることになります。ここでクーポンを配布したりタイムセールを行うなどして、手段を選ばず売上を取っていけることが重要です。
クーポンやタイムセールは
ターゲット設定
商品選定
決済や発送の確認
告知作成→配信
などを行う必要があるのですが、月末に押し込まれたタイムセールであれば短期間でこれらの手続きを一気におこなう必要があるため、かなりハードとなります。そこまでしてでも売上にコミットできるというバイタリティがある人こそ、ECサイト運営に向いているといえます。
こう書くとなかなか体育会系ですね笑
<志望動機は怖くない>
履歴書に志望動機を書くのが鬼門、という話をよく聞きますが、別に志望動機は怖くありません。
本当に怖いのは志望動機を通じて働くことについて特にしっかり考えられないまま、企業とのミスマッチが起きてしまうことです。たとえば「オンラインで仕事が完結しそうで楽だと思ったから」という理由でECサイト運営を希望する人がいたとします。
この人が特に自分のストーリーについて棚卸ししないまま小手先のテクニックで志望動機を書いて就職・転職を成功させても、結局現実との乖離からお互いに不利益となってしまいますよね。
この業界に身を置きたい理由
この職種として活躍したい理由
この会社で働きたいと思った理由
それぞれよく考えて就職、転職しましょう。