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2024.11.02

ECサイトはキツい?ECコンサルの経験と実際の求人から考える

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ECサイト運営は正直なかなかキツい仕事です。

とはいえ社内でのポジションによってキツさは異なります。

ECサイト運営がキツい理由と楽な場合について、ECコンサルトしての経験と実際の求人から解説します。

 

ECサイト運営がキツい理由
ECサイト運営がきつい理由は、以下の3つに代表されます。

 

1.必要なスキルが非常に幅広いから
2.結果を追いかける必要があるから
3.業務内容そのものがキツいから

 

必要なスキルが非常に幅広いから
ECサイト運営のキツさは、必要なスキルが幅広いことにあります。

まずECサイト運営はデジタルの知見を広く必要とします。

 

1.サイトのUI、UXなどのデザイン
2.商品登録や商品の写真撮影などのフロント業務
3.受注、発送処理、在庫管理などのバックヤード業務

 

などECサイトのベースとなる事柄の最適化は大前提ですし、その上で

 

1.SEO(コンテンツマーケティング)
2.SNS活用(インフルエンサーマーケティング含む)
3.広告運用
4.PR
5.メルマガマーケティング

 

などの売上に直結する施策をすべて実用的に使えるスキルとして身につけ、その時々によって出し分けていく必要があります。どれか一つにスキルが偏っていると、どのようなシチュエーションでも「コンテンツマーケティングだ!」「インフルエンサーマーケティングをしよう」というように、自分の得意分野と絡めてでしか売上を伸ばす手段を取れなくなってしまうからです。いわゆる「木を見て森を見ず」という状態。

よってECサイト運営者は当初はSEOなどどれか一つに特化したスキルを持っていたとしても、業務を進めていく中で他の施策に対する知見を増やしていかなくてはなりません。

その道のりはなかなかキツいものでしょう。

広告代理店では広告やPRしか取り扱わない場合が多く、Webマーケティング会社ではSEOやSNS単体で行う場合が多いことを考えるにつけ、ECサイト運営は「デジタルの総合格闘技」だと感じます。

 

 

結果を追いかける必要があるから
ECサイト運営は、結果を追いかける必要があることもキツい理由の一つです。

ECサイト運営は「売れてなんぼ」の世界。常に売上を伸ばす手段を考える必要があります。
サイトの分析結果を頻繁に確認し(STARONLINEではお客様のデータを毎日確認しております)、数字を伸ばす方法を日常生活のいついかなる時も考え続けなくてはなりません。

サイトの分析方法についてはEC売上アップ戦略の作り方 - No.1を参照ください。

そのためECサイト運営は数字にアレルギーがなく、分析が好きな人に向いているといえます。

関連記事:ECサイト運営の志望動機はこう書く|ECサイト運営にふさわしい性格とは

さらにいろいろな対策虚しく売上が目標に達しない場合には、月末にタイムセールやクーポン配布などにより「なんとしてでも目標を達成しよう」というバイタリティも必要になります。

常に対策を考えつつ最後は泥臭さがものをいう、ECサイト運営はそういう世界です。

 

 

業務内容そのものがキツいから
ECサイトを運営していく中で大変なのは、なにも旗振り役だけではありません。実際に手を動かす側もなかなかキツい場合もあります。

たとえばコールセンター。

 

1.商品が壊れていた
2.指定した日に届かなかった
3.商品が届かない
4.返品処理
5.思っていたのと違った

 

ECサイトのコールセンターにはさまざまなお問い合わせがあります。これらを迅速に、お客様を刺激しないように対応していく必要があります。
不満から、ファーストコンタクトの段階でかなりお怒りになっているお客様も一定数いるので、なかなかハードと言えるでしょう。
またタイムセールの場合は発送手続きなどで、裏側もかなりバタつく場合も。その他取り扱う商品によっては物理的に重かったりデリケートだったりするので、現場もなかなか大変です。

 

 

ECサイト運営にやりがいを感じる時
このように大変なECサイト運営ですが、もちろんやりがいを感じるときもあります。

例えば売上を達成した時です。それまでの苦労がすべて報われるようななんともいえない気分となり、やってきてよかったとつくづく感じます。
自分のスキルを伸ばしたい、ずっとコミットし続けた先の達成感を感じたいという人はぜひECサイト運営の世界へようこそ。

 

ECサイト運営で比較的ラクな仕事
ECサイト運営で比較的ラクな仕事はWebデザイナーやWebライターなど、ディレクション「される」側の仕事です。

ギグワーク的に、必要になったときにクラウドソーシングなどからアサインする場合もありますが、社内で担当制とする場合もあります。

 

たとえば下の例がそうです。
仕事内容:

【大人カジュアルなファッションを提案する自社ECサイト!】◆『BASEMENT online』をはじめとする販売ページに使用する画像のデザイン、更新をお任せ

 

具体的には

◎新作の商品登録(自社サイト/楽天/Yahoo/ZOZO)
◎販売ページの画像作成
◎サイトのバナー作成・更新
◎メルマガ・LINE@の配信 etc.

*仕事のポイント*
サイト作りをする上で、
大切にしているのがお客様目線。
常に“どう見えているか”を
意識しながら、試行錯誤を繰り返し
作っていきましょう!

 

というように、Webデザイナー+フロント業務という形態の募集が多いです。

募集から仕事を探す時は、

1.分析
2.効果測定
3.改善案の立案

などのワードを避けると比較的楽に仕事をできるかもしれません。

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