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ECコンサルタントの選び方|費用の相場やコンサルを入れるメリット・デメリット
「ECサイトを立ち上げたけど、思ったように売上が上がらない」「制作会社も運用のアドバイスまではしてくれないし、どうしたものか」とお困りではありませんか?
ECコンサルタントを適切に選び依頼することで、売上が大きく改善するかもしれません。
この記事ではECコンサルタントの必要性や料金相場、選び方まで徹底解説します。
ECサイトで失敗したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
7.ECサイトを本気で伸ばしたい方はSTARONLINEまでお問い合わせを
1.ECコンサルタントの必要性
ECコンサルタントとはECサイトの売上改善を手伝う職業です(詳細はECコンサルタントとは|種類や仕事内容、将来性について徹底解説を参照ください)。
ECコンサルタントが必要なのは、ECサイト運用には全体戦略が欠かせないからです。
ECサイト運用の全体戦略とは、大まかには以下の流れを指します。
- 1.戦略立案
- 2.Web制作
- 3.オンライン集客
- 4.オフライン集客
- 5.サイト改善
弊社で多いのは「ECサイト制作はWeb制作会社がやってくれたけど、完成したサイトの運用はまったくアドバイスしてくれない」と相談を受けるパターンです。
とりあえず「ECサイトが必要」とECサイトを制作会社に発注し、「作ったのはいいけど、今度はECサイトの売上が悪いな」とECコンサルタントに相談する。
この流れのよくない点は、制作段階でWeb制作会社が全体の戦略をわからないままサイトを制作し、納品してしまう点です。そもそも全体戦略が決まっていない段階で制作会社に発注される事が原因となります。
またWeb制作会社は制作のプロであって、ECサイトの運用方法や伸ばし方まで熟知しているわけではありません。そこでECサイト制作の段階でECコンサルタントが入って、全体戦略をきちんと定めた上でWeb制作会社と方向性をすり合わせていく必要があるのです。
2.ECコンサルタントに依頼するメリット
ECコンサルタントに依頼するメリットは以下の5つです。
- 1.ノウハウがなくても成功できる
- 2.時間とお金を節約できる
- 3.ECサイト構築も合わせて依頼できる
- 4.第三者目線での意見をもらえる
- 5.ECにとどまらない提案がもらえる
2.1. ノウハウがなくても成功できる
ECコンサルタントに依頼する最も大きなメリットは、ノウハウがなくても成功できること。
「対面販売が伸び悩んできたから、ネットショップでも始めるか」とはじめてECサイトを立ち上げるような会社であれば、ECサイト運用のノウハウがなくて当然です。
初心者集団が勉強と試行錯誤を繰り返しながら成功する例も、もちろんあります。
しかしECサイトの売上が伸びる前に資金が尽きてしまい、撤退を余儀なくされるパターンも多いのです。
ECコンサルタントの「ノウハウがなくても成功できる」メリットは大きいといえるでしょう。
2.2. 時間とお金を節約できる
ECコンサルタントを雇うことで、時間とお金の節約が可能です。
自社にECサイトに詳しい人がいない場合、Web担当者(もしくはときには経営者自ら)が勉強と試行錯誤を繰り返し、時間とお金をかけながらECサイトを少しずつ伸ばしていくことになります。
しかし初期段階でECコンサルタントをつけておくと、ECコンサルタントの豊富な知識と経験で戦略立案から集客、うまく行かなかったときの改善まで代行してくれます。そして本来であればかかるはずだった時間やお金を大きく節約できるのです。
2.3. ECサイト構築も合わせて依頼できる
ECコンサルタントにはECサイト構築も合わせて依頼できます。
ECコンサルタントをECサイト構築の段階から依頼しておくことで、制作会社とECコンサルタントを別々に探す手間が省けるメリットがあります。またECコンサルタントは前述の通りECサイトの構築から関わることで、回り道の少ないECサイトの運用が可能なので一石二鳥です。
「Web制作会社に作ってもらったECサイトの売上が思ったようにあがらないので、ECコンサルタントを探すか」というケースが多い現状ですが、これらのメリットからSTARONLINEでは構築の段階から依頼されることをおすすめしています。
2.4. 第三者目線での意見をもらえる
もし社内にECサイト運営のノウハウがある場合にも、ECコンサルタントに依頼することで第三者からの意見が得られ、失敗のリスクを避けやすくなります。
ECサイトについて詳しい人でも第三者の意見がないと「独りよがりのサイト」になりがち。
たとえば一昔前まで購入ボタンの色は「緑」が、反応がいいと言われていました。そこで「やっぱボタンは緑でしょう」と購入ボタンを緑にしてしまい、それが売上のボトルネックの一つとなるケース。
別に緑のボタンが必ずしも悪い、というわけではありませんが、サイトカラーが緑だったばかりに、ボタンが目立たなくなっている可能性だってあるのです。
このように、第一線でECサイトのコンサルティングを行っている経験からアドバイスが可能です。
また販売者側は商品に詳しいため、あまり商品に詳しくない一般の人の目線を見失いがち。そのためECコンサルタントをつけることで、商品の専門外からの目線を入れられます。
2.5. ECサイト内にとどまらない提案
ECコンサルタントによっては、ECサイト内にとどまらない発想で売上アップを狙えます。
たとえば店舗でのSNS登録によるキャンペーンや、内製のポイントカードアプリとECサイトを紐付けすることで実店舗とECサイトの購入情報を紐付け、より詳細な顧客データを取得するなど、他の会社・業種で効果があった施策を自社ECサイトに持ち込むことも可能です。
3.ECコンサルタントに依頼するデメリット
ECコンサルタントにお願いをしたときのデメリットは以下のように言われています。
- ・必ず効果が出るわけではない
- ・費用がかかる
- ・丸投げするとノウハウがたまらない
3.1. 必ず効果が出るわけではない
たしかにECコンサルタントは、100%の目標達成を保証するわけではありません。
そしてコンサルタントの質によって成果がまちまちである以上、依頼する側としては「いいコンサル」に当たる必要があります。ECコンサルタントの選び方は後述しますが、いいコンサルに当たらないと効果が出ない、と思うとなかなか踏み切れませんよね。
ただ依頼側でコンサルの効果を上げる方法があります。
「コンサルタントと協力しあってECサイトを伸ばしていく」という姿勢をもつことです。
反対に「コンサルタントにすべてを丸投げしたい、結果が出ないのはコンサルが悪い」という立場を貫くと、優秀なECコンサルタントでもなかなか難しいのが実際のところ。
たとえばECサイトの売上を伸ばすためにPRを行うことがあります。その際はWeb担当者だけではなく、広報担当ともやり取りをする必要があるのです。
しかしこの時コミュニケーションが円滑に進まない、情報があまり開示されないといった場合、打てる施策が限られてくるのでECコンサルタント本来の力を発揮できません。
また在庫状況についてコンサルタントが確認できなければ、セールのタイミングもなかなか判断できませんよね?
コンサルタントは外部の人間ではなく、内部から同じ方向を向いて協力し合う存在なのです。
3.2. 費用がかかる
コンサルタントに依頼すると、頼まない時に比べ費用がかかります。
ただコンサルフィーは結果的に試行錯誤のなかで必要となるお金を前払いするだけなので、一概に費用が余分にかかるとは言えません。
何なら総額としては低くなることもあります。
ちなみに代行の有無でも料金は変わるので、費用の用意が難しい場合は作業の部分は自社で行うようにしましょう。
3.3. 丸投げするとノウハウが社内にたまらない
丸投げをするとノウハウが社内に貯まらない、という声もあります。
ただこの件に関しては前述の通り丸投げだとそもそも効果が出づらいため、ノウハウ以前の問題です。
また「ECコンサルタントに依頼しなければ社内にノウハウが貯まる」というわけでもなく、ECコンサルタントなしでECサイトを運用するのは、ノウハウの問題以前に成功の難易度が高くなってしまいます。
基本的にはWeb担当者(もしくは経営者)とECコンサルタントが協力しあって運用していくのが理想です。その中で当初はあまりわかっていなかったWeb担当者が、どんどんECコンサルタントの知識を得てECサイトの運用について詳しくなっていく事がよくあります。
あとはWeb担当者がECサイト運営に関するナレッジを残せる仕組みを作っておくかどうかの問題なので、ノウハウの蓄積とECコンサルタントにはとくに関係性がありません。
4.ECコンサルタントの種類
ECコンサルタントに依頼するにあたり、事前にECコンサルタントの種類を把握しておくことが重要です。
ECコンサルタントには特定のジャンルに特化したECコンサルタントと、万能タイプのECコンサルタントがいます。どちらがより良いかについてはケースバイケース。自社にあったECコンサルタントを選びましょう。
※STARONLINEは万能タイプのECコンサルタント会社です
4.1. 特化型ECコンサル
特化型のECコンサルタントは、大きく以下の2種類に別れます。
- ・自社EC特化タイプ
- ・ECモール特化タイプ
自社ECとは会社が持っているサーバーの上にWebサイトを構築していくスタイルのECサイトです。対して、ECモールとは「Amazon」や「楽天」に代表されるインターネット上のショッピングモールです。
特化型のECコンサルタントに依頼するとき、自社サーバーでいくのかECモールを利用するのかをはっきりさせる必要があります。
4.1.1. 自社EC特化のコンサル
自社ECでは自分で集客をしなければならないデメリットがある反面、ユーザーデータを取得できるため他の施策に繋がりやすいメリットがあります。新サービスを立ち上げるときに既存客に対してアプローチが可能など、融通がききやすいのですね。
自社ECは以下のように構築方法がひとつではないので、クライアントの規模感などによって方法を出し分ける必要があります。
- 【ECキューブ】
サーバーにモジュールを埋め込むタイプの作成方法。カスタマイズ性は高いが、値段も高い。 - 【WordPress+カートプラグイン】
WordPressでサイトを構築し、カラーミーショップなどのカートプラグインで決済周りを整える方法。SEOに強く値段もそこそこに抑えられるが、ECキューブと比べるとカスタマイズ性が劣る。 - 【ASP】
ShopifyやBaseなどのASPのサブドメインを自社ECとする方法。値段を抑えて簡単に作成できるメリットがある反面、カスタマイズ性が低くSEOにも弱いデメリットがある。
自社EC特化のコンサルタントに依頼するときは、どの方法に対応しているかを確認しましょう。すべて網羅しているのが理想ですが、自社の規模感に見合った方法に対応していれば最低限問題ありません。
(STARONLINEは上記すべての方法に対応可能です)
4.1.2. モール特化のコンサル
Amazonや楽天などのECモールは圧倒的な集客力がメリットである反面、購入してくれたユーザーはあくまで「ECモールのユーザー」であり、ユーザーのデータが取れないので施策の幅が狭まるデメリットがあります。
また商品ページのカスタマイズ性が低いため他の商品との差別化が難しく、価格競争に巻き込まれやすい構造があるのもデメリット。
ただ金額感としては少額から始められるので、予算の少ない経営者にはおすすめです。
ECコンサルを選ぶコツは、様々なECモールに対応しているかどうかを確認すること。
ECモールと一口にいっても、国内だけでも多様なサービスがあります。
- ・Amazon
- ・楽天
- ・Yahoo
- ・Q10
- ・Wowma
対応Webサイトが多いと、それだけ集客の窓口が広いことに繋がります。
上記のWebサイトには最低限対応しているECコンサルタントを選びましょう。
(STARONLINEは上記すべてのECモールに対応しています)
4.2. 万能型ECコンサル
万能型のECコンサルタントは、自社ECとECモール両方に精通しているECコンサルです。
会社規模により、またサービスの内容や時期により、その時その時に適した方法を提案できる強みがあります。
とはいえ自社ECには強くてもECモールの対応サイト数が少ないなど、部分的には特化型コンサルに負ける場合があるので要注意。自社の方向性に合うかよく検討しましょう。
5.ECコンサルタントの選び方
STARONLINEが考える「いいECコンサルタント」の基準は以下の2つです。
- ・担当が「売上にコミットする」と言い切れるか
- ・能動的に提案をしてくれるか
ECコンサルタントを選ぶときは、この2つだけに気をつけましょう
5.1. 担当が売上にコミットするか
売上にコミットする、と言い切れるECコンサルタントは信用してよいでしょう。
そもそもECコンサルタントがクライアントの売上にコミットするのは当然といえば当然なのですが、とはいえコンサルタント側からすると成果の保証をするのは大変勇気のいることです。
ただ信頼できるコンサルタントは「~を達成しましょう」と宣言します。もちろんそれだけの自信があるからで、実際あの手この手を尽くして成果を出してしまいます。
対してコンサルタントに売上にコミットしようという姿勢が見られないときは、成果に対する自信がないということ。会社や担当の変更を視野に入れてもいいかもしれません。
この対比はライザップとその他のジムの差に似ています。
ライザップはお客さんの生活に踏み込んででも、なんとか結果を出そうとします。
対してジムのサービスは機械や機会の提供にとどまるのみで「あとはお客さん次第です」という形が多いですよね。
結果にコミットしてくれるジムとしてくれないジム、どちらがより結果が出やすいか一目瞭然ですよね。
同じように、成果にコミットするECコンサルタントは成果が出やすいのです。
5.2. 能動的に提案してくれるか
まるで会社の一社員のように、ECサイトについて考えて積極的提案してくれるECコンサルタントを選びましょう。
「提案しれくれないECコンサルタントなんかいるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、実際います。クライアントの言うことや要望を聞いて作業するだけの、事実上作業を代行しているだけのようなコンサルタントです。
ECコンサルタントの存在意義はクライアントにないノウハウや目線からECサイトを改善し、売上をあげること。
しかし作業員のようなコンサルタントにあたってしまうと、クライアントの持っている知識以上の成果が出ないため、ECコンサルタントを雇う意味がないのです。
6.ECコンサルタントの費用の相場
ECコンサルタントの費用の相場は月額30~40万円程度です。
会社によって、またサポートの内容によって10万円~のプランもありますが、本気でECサイトを伸ばしたい方は月30~40万円を予算として考えておきましょう。
なおECサイトを構築からお願いされる際には、初期費用がかかります。
サイト構築費用は、どのような形でECサイトを作成するかによって異なります。
- ・WordPress+カートプラグイン:60~70万円
- ・ASP型:100万円程度
- ・ECキューブ:500万円程度
予算によって自社にあった構築方法を選択しましょう。
7.ECサイトを本気で伸ばしたい方はSTARONLINEまでお問い合わせを
ECサイトを本気で伸ばしたい方はSTARONLINEまでお問い合わせください。
STARONLINEは売上に繋がる要素を定量的に特定し、的確な施策により売上を伸ばすことに定評があります。
またECサイト内のみならずサイト外部からも施策を行うため、普通のECコンサルタントとは一線を画した成果を目指せます。
ECサイトの集客や売上にお困りの方は、ぜひ一度ご連絡ください。
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